Unityでスマートフォン向けのカジュアルゲームを開発する方法をまとめました。
スマホ向けカジュアルゲームとは
スマートフォン向けのカジュアルゲームとは、操作が簡単で短時間でも楽しめるゲームを指します。ターゲットはゲーマー層だけでなく、幅広い一般層です。
Unityを使えば、2D・3D問わず、こうしたカジュアルゲームを手軽に開発することができます。
Unityでスマホ向けカジュアルゲームを開発する手順
Unityでスマホ向けカジュアルゲームを開発する手順を紹介します。
プロジェクト設定をスマートフォンに最適化
- 解像度とアスペクト比(9:16や16:9)
- Quality設定をMedium以下に
- Platformを「Android」や「iOS」に切り替える(Build Settings)
- Player Settings > Resolution and Presentation で
Fullscreen Mode
をWindowed
に
UIの設計
スマホゲームではタッチ操作を前提としたUIが重要です。
- Unity UI(Canvas)を使用
- ボタン、スライダー、スコア表示のTextをレイアウト
- Safe Area対応:iPhoneのノッチやAndroidの画面縁を考慮
入力の処理
スマホではタップやスワイプを使うため、以下の方法が主流です。
Input.touchCount
/Input.GetTouch
を使用- 簡単なタップなら
Input.GetMouseButtonDown
も代用可能 - Unity Input System を使う場合は「Touch」や「Tap」アクションを設定
軽量化・パフォーマンス最適化
- スプライトアトラスで描画バッチ数を削減
- Addressablesの活用でメモリ効率アップ
- GC Alloc削減(毎フレーム new しない)
広告をアプリ上に掲載する
Admobを使ってアプリ内に広告を表示させます。
アプリをビルドしてApp Store(iphone向け)、Google Play(Andoird向け)に公開する
アプリとしてビルドしてゲームを遊んでもらえるようにApp Store、Google Play上で公開します。
スマホ向けカジュアルゲームにおすすめのUnityアセット

スマートフォン向けのカジュアルゲームを開発できるおすすめのUnityアセットを紹介します。
ビルドとデプロイ
ビルド方法を紹介します。
Androidの場合
- Keystoreの設定を行い、APKまたはAABを出力
- Google Play Console からアップロード
iOSの場合
- Xcodeを使ってビルド
- Apple Developer Programへの登録が必要
まとめ
Unityを使えば、少ない工数でスマホ向けカジュアルゲームを開発できます。アセットストアには初心者向けのツールも豊富にそろっており、非エンジニアでもアプリ公開が現実的です。
開発初期は小さなミニゲームから始め、徐々に機能追加・演出強化していくのが成功のコツです。