Unityは、初心者からプロまで幅広く利用されているゲームエンジンです。マルチプラットフォーム対応が可能で、PC向けゲームも簡単に開発・公開できます。この記事では、Unityを使ってPCゲームを作る基本的な流れを解説します。
Unityとは?
Unityは、C#ベースのゲームエンジンで、2D/3Dゲーム両方に対応。Windows、macOS、Linuxなどへのビルドが簡単にできるため、PCゲーム制作に最適なゲーム開発エンジンです。
PC向けゲーム制作のステップ
1. 開発環境の準備
- Unity Hubをインストール
 - Unity Editor(最新版またはLTS版)を選択してインストール
 - プラットフォームに「PC, Mac & Linux Standalone」を含めておく
 - Visual Studio Codeをインストールしておく
 
2. 新規プロジェクトを作成
- テンプレートは「3D」または「URP」推奨
 - プロジェクト名を設定して保存先を指定
 
3. ゲームの基礎設計
- ゲームジャンルの決定(例:アクション、RPG、シミュレーションなど)
 - 主人公やステージ構成、UI設計などを紙やツールで整理
 
4. シーンとプレハブの設計
- Hierarchyビューでオブジェクトを配置
 - 必要に応じてPrefab化(再利用しやすくする)
 - カメラ設定やライト調整
 
5. スクリプトの作成(C#)
例えば以下の用なC#のスクリプトを書いてプロジェクトで使用します。。
using UnityEngine;
public class PlayerController : MonoBehaviour
{
    public float speed = 5f;
    void Update()
    {
        float h = Input.GetAxis("Horizontal");
        float v = Input.GetAxis("Vertical");
        transform.Translate(new Vector3(h, 0, v) * speed * Time.deltaTime);
    }
}
- Input Systemを使えばキーボードやゲームパッド対応も容易
 
6. UIやサウンドの追加
- CanvasでUIを構築(Startボタン、HPゲージなど)
 - AudioSourceコンポーネントでBGMやSEを設定
 
7. ビルド設定(PC向け)
- メニューから「File > Build Settings」
 - 「PC, Mac & Linux Standalone」を選択
 - ターゲットプラットフォームを「Windows」や「Mac」に設定
 - 解像度やフルスクリーン設定を構成
 - 「Build」または「Build And Run」で実行ファイルを出力
 
配布方法の例
- itch.ioやSteamに登録し、ゲームを公開
 - 自社サイトやブログでZIP配布することも可能(インストーラー化も可)
 
開発のポイント
- テストを頻繁に行うこと:バグの早期発見と改善が重要
 - Gitなどのバージョン管理:Unityは破損リスクがあるためバックアップ推奨
 - アセットストアの活用:素材やテンプレートで効率化
 
おすすめ記事
- [Unityでのゲームパッド対応方法]
 - [itch.ioにPCゲームを公開する手順]
 - [Game CreatorやPlaymakerなどノーコードツール比較]
 
まとめ
PCゲーム開発は、Unityがあれば個人でも始められます。最初は小さなミニゲームからでもOK。アイデア次第で高品質なゲームも作れるので、ぜひ挑戦してみましょう!
Unityは、ゲームの売り上げが大きくなければ無料で使用することができます。