Unityはアクションゲーム制作に最適なゲームエンジンです。ジャンプ、移動、攻撃などの基本的な仕組みをC#で実装することで、横スクロールアクションや3Dバトルゲームを作ることができます。
この記事では、Unityでアクションゲームを開発する基本ステップを紹介します。
アクションゲームに必要な主な要素
- プレイヤーキャラクターの移動・ジャンプ
- 敵キャラクター(AI制御)
- 攻撃やダメージ処理
- アニメーションの切り替え
- ステージ構成(地形・障害物)
- UI(HP、スコア、ゲームオーバーなど)
プロジェクトの準備
- Unity Hubから「2D」または「3D」テンプレートで新規プロジェクトを作成
- 必要に応じてURP(Universal Render Pipeline)を使うと描画が軽量に
- Input System(新入力システム)を導入すると、操作対応が楽になる
ステージやUIの設計
- 地形はTilemapまたは3Dオブジェクトで構築
- UIはCanvasでHPバーやスコア、ポーズメニューを作成
- ゲームオーバー処理やチェックポイントの設置もアクションゲームでは重要
ビルド設定(PC・モバイル両方対応可能)
フルスクリーンや解像度、入力デバイスなどを調整してビルド
「File > Build Settings」からターゲットプラットフォームを選択(PC/MacやAndroidなど)
アセットの使用によるメリット
Unity Asset Storeには、操作・UI・AI・エフェクト・背景など、ゲーム開発に必要な機能を網羅したアセットが多数公開されています。これらを活用することで、開発の手間とコストを大幅に削減できます。
プレイヤー操作・アクション用のおすすめアセット
アクションゲームでプレイヤーを操作するためのアセットをまとめました。
Game Creator 2
ビジュアルスクリプトとモジュール連携でキャラクター操作やUI、イベント処理まで対応。2D/3Dどちらも可。アクションゲームとの相性も非常に高いです。
Corgi Engine
横スクロールアクションに特化した人気アセット。2Dプラットフォーマーゲームを素早く作りたいならこれ一択です。
TopDown Engine
見下ろし型アクション(ゼルダ系・ハクスラ系)を作るならおすすめ。AIやダメージ処理なども最初から組み込まれています。
Invector
キャラクターの基本的な操作、格闘、銃の使用等ができるアセットです。アドオンやMymobilinのアセットを併用することで様々な機能を追加することができます。
パソコンのキーボードだけでなく、ゲームパッドでのコントロール、スマートフォンでのコントロール等様々なギミックが盛り込まれています。
Animal Controller
Animal Controllerは、キャラクターの様々な操作が搭載されているアセットです。
WASDキーでの基本的な操作、マウスでのカメラコントロールに加えて、パラシュートの展開や、剣だけでなく銃など様々な形態の武器での攻撃、スマートフォンでの操作の対応など、基本的にこのアセットがあればキャラクターのコントロールで困ることはほとんどありません。
より具体的に作りこんだゲームを作りたい際に
アクションゲームのステージとして使えるアセット
アクションゲームのUIに関するアセット
アクションゲームのBGMに関するアセット
まとめ
Unityでのアクションゲーム制作は、基本的なスクリプトとアセットの組み合わせで意外と簡単に始められます。ジャンプ、攻撃、AIといったシステムは最初は難しく見えても、シンプルな実装から段階的に作り込むことで、しっかりとしたゲームが完成します。
Unityアセットストアを活用すれば、開発効率もさらにアップ。まずは1ステージだけでも作って動かしてみましょう!