個人でゲーム開発をするときに、作り込まれた大作をなぜ目指してはいけないのか、実際に個人規模でのゲームを開発している視点で書いてみたいと思います。
そもそも大規模ゲームは小規模なミニゲームの集合体だという話
大規模なゲーム、作り込まれたゲームはそもそもどんなゲームかといえば、個人でも開発できるゲームの機能の寄せ集めです。
例えばGTA5を例に考えてみます。GTA5では以下のような機能、遊びを体験できます。
- 車の操作
- キャラクターの操作
- クエストの受注とクリア
- 銃を使ったアクション
- 他
GTA5の例では、細かいミニゲームの寄せ集めで一つの大規模ゲームが成立しています。
開発者の観点でみれは、これらに加えてマップの開発やSEの開発などがあり、いずれにしても詳細な設計としてはミニゲームの寄せ集めです。
大規模ゲームはテンプレート化した遊びの繰り返し
例えば初代アサシンクリードがいい例ですが、決まったアクションを異なるストーリーで回していく、つまり、遊びのテンプレートが決まっていて、ストーリーやキャラクターや街のグラフィックが違うだけ、というのも大規模なゲームの特徴です。
つまり、こまごまとしたシステムだけ個人が作ってしまい、あとは作業をする人の数を増やして一気にパッケージにボリュームをつけるというのが大規模ゲームの特徴だといえます。
この人数さえいればこなせる作業は個人の開発者が請け負うメリットはほぼありません。個人開発者という立場であれば目立ったシステムでユーザーに面白いゲー厶を提供するのがおすすめです。
個人開発だと込み入ったゲームは挫折する
よくある個人がゲームを開発するときに込み入ったゲームだと挫折するというのは、ゴールまでにやることが多い、と言われるからですが、実態としてはミニゲームの集合体が大規模なゲームなので、まずはミニゲームレベルのゲームをコツコツ仕上げられるようになるのがポイントです。
大量にいろんなジャンルのゲームを作れるようになり、その集大成として大規模なゲームの開発、本格的なゲームの開発に取り組んでいきましょう。
まずは自分が作ればゲームから作っていく
凝ったゲームを作りたいとしても、まずは自分の技術で作れるものから作っていくことがおすすめです。