Invectorの銃が使えるゲームアセットの概要と使い方をまとめました。
この記事では、以下のアセットをUnity 6のURPのプロジェクトにインポートして実際にゲームを動かしてみます。
アセットを実際にインポートしてみる
Invector Shooterアセットを実際にインポートしてみます。




この画面はUnityが「古いAPIを使っているスクリプトを新しいAPIに自動で書き換えてもいいか?」と聞いている確認ダイアログです。
各ボタンの意味は以下です。
- Yes, for these and other files that might be found later
→ 今表示されているスクリプト以外にも、後で見つかったファイルも含めて自動的にすべて更新する
→ 一括更新したい場合はこちら(おすすめ) - Yes, just for these files
→ 今リストにあるスクリプトだけを更新する
→ 影響範囲を限定したいときはこちら - No
→ 更新しない(ただしエラーが出たり、動かないこともある)
今回は、左のYes, for these and other files that might be found laterを選びます。

インポートが完了しました。

インポートしたアセットの中身を確認する
ProjectウィンドウでAssetsフォルダにインポートされたInvector-3rdPersonControllerフォルダ配下を確認します。Shooter Templateには、Shooterだけでなく、BasicとMeleeも含まれます。

シーンのセットアップが必要
Invector>Import ProjectSettingsからシーンのセットアップが必要です。





デモシーンを確認する
Assets>Invector-3rdPersonController>Shooter>DemoScenesフォルダに入っているShooterのデモシーンを確認します。


アセットがBuilt inのRender PipelineになっているのでURPに対応させる
プロジェクトがURPに対してアセットがBuilt inのためピンク色になっているので、URPに対応させます。Window>Rendering>Render Pipeline Converterをクリックします。

Material Upgradeにチェックを入れ、右下のConvert Assetsボタンをクリックします。


Initialize Convertersをクリックします。

再度Convert Assetをクリックします。


読み込み中なので読み込むのをこのまま待ちます。

ピンク色ではなく、オリジナルのテクスチャが確認できました。

Playモードにしてアセットを確認する
Playモードにしてアセットの動きを確認していきます。

タイトル画面が作られている
起動するとタイトル画面が表示されます。

銃と格闘とインベントリのシーンを確認してみる
一番上のSHOOTER MELEE INVENTORYを選択してみます。これは銃と格闘とインベントリ(アイテムを格納するバッグの機能)があるシーンです。

SHOOTERのサンプルシーンを確認する
右手の部屋にはいってみます。 ※左手のドアからはいれる部屋はMelee機能に関するものです。

右側に各銃とリロード用の弾薬が置いてあります。左側は試しに銃を使って攻撃できるサンプルが置いてあります。
Shiftを押しながらWASDキーを押下しダッシュして奥に進んでみます。

奥に進むと手りゅう弾やRPGなどの爆弾系の武器に関するオブジェクトが置かれています。一番奥は壁でふさがれていますが、ここにおいてある爆弾系の武器を使うことで壁を破壊して前に進めます。

グレネード(手りゅう弾)・RPGが使える
グレネードにも閃光やスモークなど種類があります。
- 爆発するグレネード
- 火炎を作る(傷痍、しょうい)グレネード
- フラッシュ(音と閃光で弾幕を作る)グレネード
- スモーク(煙)グレネード
以下はスモークグレネードの例です。


以下はフラッシュグレネードの例です。



以下は焼夷弾の例です。


以下は普通のグレネードです。


爆発したグレネードの近くにいるとひるむキャラクターにアニメーションが再生されて適用され、ダメージを受けます。また、グレネードは壁を破壊するギミックにも対応しています。グレネードを一部の壁に向かって投げつけて爆発させると壁を破壊します。



的あての射撃のミニゲーム
壁を破壊して進める先のステージに、的宛のミニゲームがプレイできます。


敵のAIに関しては別のアセットが必要
射撃の敵AIに関しては別途アセット(Invector FSM AI Template)の購入が必要です。