Starter Assets: Character Controllers:Unity公式のキャラクターコントロールアセット - IGジャパン

Starter Assets: Character Controllers:Unity公式のキャラクターコントロールアセット

Unity公式が提供している3Dのキャラクターの操作アセットを紹介します。

以下はサードパーソン視点(第三者目線)のみに対応しているアセットです。

以下のアセットはFPSとTPSどちらも含んでいます。

Starter Assets: Character Controllersの概要

本アセットは、3Dのキャラクター操作ができる、Unity公式が提供しているアセットです。

パソコンでの操作だけでなく、Mobile、つまりスマートフォンからの操作にも対応しています。

Built in、URPの違い

Unityで作成するゲームには、Built in、URP、HDRPの3種類のレンダーパイプ(グラフィックの処理方法)があります。

これまではBuilt inがUnity標準のレンダーパイプでしたが、新しくURPのほうが軽量で高品質なグラフィックの処理方法になります。

RPはレンダーパイプ(Render Pipe)の頭文字です。

HDRPはより高度なグラフィックの処理を提供しますがURPよりも高負荷になります。

まずはアセットストアからアセットを使えるようにする

まずは以下のUnity Assetstoreから今回紹介する「Starter Assets: Character Controllers」をマイアセットに追加します。

今回はURPのプロジェクトでアセットを使用することを前提にします。

UPRで新規プロジェクトを作成する

Unity Hubを起動して、3DのURPで新規プロジェクトを作成します。

Unity Hub右上の「New project」をクリックします。

Editor Versionから最新のUnityのバージョンを選択します。

ここに表示されるEditor Versionはインストール済みのUnityエディタのみになります。必要に応じて左ペインのInstallsからUnityエディタを追加でインストールすることができます。今回はUnity 6000.2.6f2を使用します。

今回はUniversal 3Dを選択します。このUniversal 3DがURPでのプロジェクトになります。

右側のProject nameについて、デフォルトだと雲アイコンに「My project」と記載されています。この状態だとUnity Cloudに接続されるため、ローカルのプロジェクトを立ち上げるためにプルダウンからコンピュータマークの右にMy projectと書かれているものを選択します。

ローカルに保存するMy projectを選択したら、My projectをクリックして任意の名前を付けます。今回はURP-Starterと名前を付けてみます。

名前を付け終わりました。

あとは右下のCreate projectボタンをクリックしたら新規でURPのプロジェクトが立ち上がるのを待ちます。

アセットをインポートする

作成したURPのプロジェクトから先ほど追加したアセットをインポートします。

右上のWindows>Package Management>My Assetsからアセットをインポートするためのウィンドウを開きます。

アセットをインポートするためのウィンドを開きました。

Search My Assetsに今回インポートするStarter Assetを入力します。

検索結果は3つ出てきましたが、1番上はFPSとTPSを含んだアセットで、2番目のものはTPSのみ、3番目はFPSのみのアセットになります。

今回は1番上のFPS、TPSどちらも含んだものをインポートします。

アセットに依存関係のあるものが表示されました。すべてインストールしないとアセットが動作しないためインストールします。Install/Upgradeボタンをクリック。

インストールが終わると、インポートするアセットのファイル一覧が表示されたウィンドウが表示されました。

Importボタンをクリックします。インポートが終わるのを待ちます。

インポートが終わりました。インポートしたアセットのバージョンの右側にあるアイコンがチェック☑に変わりました。

TPSの操作を確認する

インポートしたアセットを確認していきます。

Projectタブでアセットの中身を見ていきます。

Assets>Starter Assets>Sample>ThirdPersonControllerをクリックし、Playgroundシーンをダブルクリックします。

以下の画面が表示されます。ウィンドウ上部の再生ボタン▷

実際に動作している画面は以下になります。Scaleが1.5になっているので、「16:9 Aspect」をクリックして「Low Resolution Aspect Ratios」のチェックを外して訂正します。

「16:9 Aspect」をクリックして「Low Resolution Aspect Ratios」のチェックを外します。

「Low Resolution Aspect Ratios」のチェックを外すとScaleが1xになりました。

WASDキーもしくは矢印キーでキャラクターを操作できます。Spaceキーを押下するとジャンプします。

Spaceキーを押下してみました。

マウスを動かすとカメラが移動します。

TPSのキャラクターの3Dモデルを差し替える

TPSのキャラクターの3Dモデルの差し替え方法については以下の記事でまとめています。

FPSのシーンを操作する

Assets>Starter Assets>Sample>FirstPersonControllerのPlaygroudシーンをダブルクリックするとFPSのシーンを確認できます。

TPSのシーン同様にWASDキーもしくは矢印キーでキャラクターを操作、マウスでカメラを動かすことができます。

Playモードをやめるには、ESCキーを押下して■ボタンをクリックするとPlayモードが終了します。