IGのPCゲームとモバイルゲームの開発に対する取り組み - IGジャパン

IGのPCゲームとモバイルゲームの開発に対する取り組み

IG公式サイトをご覧いただきありがとうございます。当社は、PC向けゲームおよびスマートフォン向けゲームの企画・開発に力を入れています。
最新のテクノロジーやトレンドを取り入れ、幅広いプラットフォームで楽しめるゲーム体験を提供することを目指しています。

PCゲーム開発への取り組み

PCゲームの開発では、Unityなどのゲームエンジンを活用し、高いパフォーマンスと表現力を実現しています。
コアゲーマーにも納得してもらえるクオリティを追求し、アクションやシミュレーション、ストラテジーなど多様なジャンルにチャレンジしています。

なぜPCゲーム開発に取り組むのか

私たちがPCゲーム開発を推進する理由は、ゲーミングプラットフォームを今の一般的な大衆向けに広く普及しているパソコン・スマートフォンで統一したいという想いがあるからです。

ゲームデバイス・ゲームプラットフォームの統一

2025年7月現在、ゲーミングデバイスには以下のような種類があります。

  • Windowsのパソコン
  • Macのパソコン
  • Androidのスマートフォン
  • iOS(iPhone)のスマートフォン
  • ニンテンドースイッチ
  • ソニープレイステーション
  • Xbox

上記のゲームデバイスの中で、Windows・Macのパソコン、Android・iOSのスマホはゲーム以外の用途にも使われる上に、ゲームができる十分なスペックを備えていてそれでいて広く市場に普及している端末です。

ここで注目したいのは一般的に普及しているパソコン・スマホの性能

現在日本・世界で広く普及しているiPhoneX以降のiPhoneシリーズやそれらのスマホに類するAndroidのスマホは、SoCと呼ばれるCPUとGPUが一体になっているプロセッサを有しています。このプロセッサはとても性能が良く、機種にもよりますがPSPやゲームキューブレベルのゲームであれば問題なく動作します。

パソコンに関してIntel Core UltraやApple MチップなどもSoCに分類され、安価にゲーミング性能も備えた高性能なパソコンを購入することができる時代になってきています。

パソコン・スマホ以外のゲーミングデバイスは時代遅れなのでは

このことが何を意味するかといえば、2025年7月のこの時点で、ゲームのデバイスはパソコン・スマートフォンだけで十分だということです。今の市場におけるパソコン・スマホ以外のゲームデバイスは、もはやサードパーティーのような状態だと私たちは考えています。ゲーム会社が自社のデバイスの市場を維持するためだけにソフトウェアをパソコン・スマホ向けに発売しないことで市場を悪い意味でコントロールしているというのが現状ではないでしょうか。

ハードウェア統一によるメリット

私たちは開発・運用の観点から、プラットフォームやハードウェアの統一による効率化を重視しています。
一貫した環境で開発を行うことで、品質管理やサポート体制を強化し、より安定したゲーム体験をユーザーに提供できると考えています。
言い換えると、パソコン・スマートフォン向けのゲームしか開発もリリースも行いません。

ゲームソフトがゲームハードに与える影響

どうすればゲームのプラットフォームの売り上げを管理できるでしょうか。それはごく簡単に説明ができます。ハードウェアの売り上げは、面白

いゲームソフトがどのハードウェアをターゲットとしているか、に影響を受けるのです。

ゲームボーイはかつて失敗したハードウェアだった

例えば、任天堂が販売していたゲームボーイは当時あまり売れておらず失敗したゲームハードとして認知されていました。しかしながら、ポケモンの発売によってゲームボーイは爆発的に売り上げを伸ばし、誰もが知るゲームハードとなりました。

PSPはモンスターハンター2ndGによって爆発的に売れた

ゲームボーイだけの例ではありません。この記事を読んでいる人の世代によっては知らないかもしれませんが、かつてソニーから「プレイステーションポータブル」、通称PSPと呼ばれたゲームハードが発売されていました。当時としてはグラフィックのよい持ち運び型のポータブルゲーム機として注目を集めましたが、このハードもそれほど爆発的に売れていたわけでなく失敗だと思われていました。

しかし、ゲームボーイ同様に「モンハン」と呼ばれるソフトが登場したことによってPSPも爆発的に売れ、歴史的な成功を収めたのです。

面白いソフトはゲームハードの遷移に影響する

これらの例からわかることは、面白いゲームソフトはゲームハードの売り上げに強く影響するということです。私たちの主たる目的であるゲームハードをパソコン・スマートフォンに統一するという目的は、面白いゲームソフトをパソコン・スマートフォン向けにのみ開発してリリースすることに他なりません。

モバイル向けゲーム開発について

スマートフォン向けのゲームでは、iOSとAndroid両方に対応したクロスプラットフォーム開発を推進しています。
誰でも手軽に遊べるカジュアルゲームから、じっくり遊びこめる本格タイトルまで、幅広い層に楽しんでいただける作品を企画・リリースしています。

モバイル向けゲーム開発の方針

モバイルゲーム開発においては、Nintendo Switchのような専用プラットフォームに依存することなく、グローバルに展開できるAndroidやiOSをターゲットとしています。
中でも、よりオープンで幅広いユーザー層を持つAndroidをベースとしたゲーム開発に力を入れています。
こうした方針により、地域や端末にとらわれない自由なゲーム体験を多くのユーザーへ届けることを目指しています。

いまやスマートフォンはゲーム機として十分な性能を持っている

2025年7月現在、市場に広く普及しているスマートフォンはゲーム機として使うのに十分な性能があります。

スマホはゲームのプラットフォームの一つである

スマホはゲームのプラットフォームの一つだと私たちは考えています。

日本のゲーム市場への課題意識

日本のゲーム市場にはオープンソース技術に対する貢献意識の低さという、致命的な欠陥があると考えています。
多くの企業や開発者が独自技術やクローズドな環境にこだわる一方で、グローバルではオープンソースを活用し、コミュニティへの還元を重視する動きが主流になりつつあります。
私たちはこうした閉鎖的な姿勢に疑問を感じ、オープンな技術・グローバル市場への貢献を意識したゲーム開発に取り組んでいます。
これにより、より多くのユーザーが自由に、そして安心して楽しめるゲーム体験を提供していきたいと考えています。

任天堂スイッチで発売されているゲームの作り方を任天堂は公開していない

任天堂のゲームで作り方を知っているゲームはあるだろうか。私は任天堂のゲームの公式サイトをいくつか見ているが一切ない。要するに任天堂はクローズドな技術しか基本的に展開しない。これは任天堂に限った話ではなく、日本の多くのゲーム会社が技術的な詳細な仕様やソースコードを公開していないことを示している。

そもそもITって日本の技術じゃないよね?

ゲームに限った話じゃないが、ITってどこで発展しただろうか。主に英語圏、国を名指しすればアメリカ合衆国が主体、もっと具体的に名指しすればインド系アメリカ人などの多くのアメリカへの移民、ロシアや北欧からのアメリカへの移民、もちろんアメリカへの移民ではない人たちも含んでいるが、そういった人たちがIT産業の根幹を担っている。

もちろん日本のゲームもそういったアメリカ合衆国と関連する人たちが培った技術をもとにして、なんなら大部分をそういった人たち(アメリカ合衆国の関係者)の技術ベースでゲームの開発をしている。しかし、日本側は開発した技術や知見を市場にほとんど還元しない。わかりやすく言えば「テイカー(taker)」とよばれる人種に日本の会社は該当する。よその国の技術を根幹に技術を発展させるが、発展させた技術は自分たちが独占するために公開せずに抱えている状態だ。最終的にそれで損をするのは人類全体であり、日本のゲーム会社の行いは市場全体の損失につながっていると私たちは考えている。

ゲームはオープンソースで誰でも開発できるべき

ゲームの開発技術自体日本のものではないし、多くのフリーの情報から産業を作っているのだから自分たちの得た知見を当然オープンにするべきである、というのが私たちの見解です。以下のサイトは当サイトのサブディレクトリで運営していますが、これは当社で開発しているゲーム開発のノウハウや全技術を全面的に公開するために立ち上げています。一部公開しきれていない技術がありますが、これは技術を隠すためではなく工数を確保できていないにすぎません。順次技術は公開されます。

https://jp.industrial-games.com/developer/

マリオメーカーは開発した知的財産をマリオというIPで吸収するのが良くない点

ゲーム開発という視点で、マリオメーカーは子供たちに貢献しているように一見すると見えます。しかし、ゲームの開発者から見れば、どんなに良いゲームを開発しても「マリオ」という知的財産に自分たちの開発したゲームのアイディアが吸い上げられているようにしか見えません。画一的なステージやゲームのギミックがあれば、それで一本ゲームを作り、リリースすることで豊かな生活を送る可能性をつぶしているようにも見えます。

本来創造性のあるゲームを簡単に作れるようにしたいのであれば、IPは抜きにして知的財産を開発者のものにしたうえで提供するべきであると私たちは考えます。

今後の展望

今後も新しい体験や技術に積極的に挑戦し、ユーザーのみなさまに「また遊びたい」と思っていただけるゲーム作りを続けていきます。
最新情報や開発中タイトルについては、当サイトや公式SNSで随時発信していきますので、ぜひご注目ください!