Unityでスマホゲームを開発するのにMacを使用するのがおすすめな理由

記事の最終更新日: 2025年12月4日


スマートフォン向けのゲームをMacで開発するのがおすすめな理由を紹介します。

WindowsはAndroidのアプリのみ、MacはAndroid、iPhoneのどちらにも対応する

Windowsのパソコンでスマートフォン向けのアプリを開発する場合、Android向けのアプリしかビルドしてGoogle Playで一般公開することができません。WindowsのパソコンだとiPhone向けのアプリの署名ができないため、iPhone向けのアプリの一般公開ができない、ということになります。

Macであれば、Android向けのアプリをGoogle Playで一般公開することも、iPhone向けのアプリをApp Storeで一般公開することも、どちらも対応が可能です。

ただし、中古の古いMacを使用した場合は、Xcodeの最新版に対応していないことがあり、その場合はMacでiPhone向けアプリの開発・一般公開ができないことがあります。

AppleのMチップはSoCで、CPUとGPUの両方が搭載されている

2020年後期以降のAppleに搭載されているMチップは、それまでMacに搭載されていたIntelのチップと異なり、CPUだけでなくGPUも搭載されているSoC(System on a Chip)と呼ばれるチップになっています。

https://support.apple.com/ja-jp/116943

このチップのおかげで、最も安いモデルのMacでも十分にUnityで問題なくスマートフォン向けレベルのグラフィックのゲームを開発することができる性能になっています。

Macのメモリ、ユニファイドメモリはCPU、GPUのどちらの処理も対応する

Macに搭載されるメモリは、CPUにだけ使われるメモリではなく、Mチップの中にあるCPUとGPUのどちらもが参照するメモリ、ユニファイドメモリになっています。

Mシリーズチップには、従来のRAMよりも一段と効率的なユニファイドメモリが搭載されています。高性能メモリを1つのプールに入れたので、CPU、GPU、Neural Engineの間でやり取りされるデータを複数のアプリが効率良く共有でき、あらゆる作業が高速でスムーズに。つまり、同じ容量を持つ従来のRAMの場合よりも多くのことができるということです。

https://www.apple.com/jp/shop/buy-mac/macbook-air/

Apple製品は利益率が高いため、実際の市場の価格より高い

Appleの製品は利益率が高いことで知られます。消費者の視点で考えると、同じ性能のWindowsパソコンと比べて価格が高くなっている、ということを意味します。しかしながら、スマホ向けのゲーム開発であれば特段高額なモデルのMacを購入しなくとも問題はありません。

スマホ向けゲームであれば多少Macの性能が低くても気にならない

Macでハイグラフィックなゲームを開発するには、高額なモデルのMacを購入する必要がありますが、スマートフォン向けのゲームの開発であれば高画質のグラフィックを開発する必要もないため、安価なモデルで十分なグラフィック性能のMacを選んでゲームの開発をすることができます。

MacBook Airの最安価のモデルで問題ない

https://www.apple.com/jp/shop/buy-mac/macbook-air

スマートフォン向けのゲームを開発するのにMacBook Airの最安価モデルは十分な性能を発揮します。MacBook Airであれば価格もそれほど高くなく、薄型軽量で持ち運びもしやすく普段使いもしやすいのが特徴です。

ディスプレイとキーボードマウスをすでに持っているならMac miniもおすすめ

MacBook Airはディスプレイとキーボードなどの筐体があるため、Mac miniより高くなっています。Mac miniであれば小型の据え置き型パソコンとして10万円以下で購入できるためおすすめです。

https://www.apple.com/jp/mac-mini

Mac miniを今後買い替えて継続的に使う場合もおすすめ

開発用でパソコンを使用しているとSSDの読み書きができなかったり、メモリやマザーボードが壊れたりしてパソコンを継続的に新しく購入していくサイクルになります。Mac miniのようなデスクトップ型のパソコンは、新しく買うとしても、ディスプレイとキーボード・マウスは新たに購入する必要がないため、継続的に新しいMac miniを購入する場合もMac miniはおすすめです。

開発用のパソコン(Mac)に中古のMacはやめておいたほうが良い

中古のMacを開発用のパソコンとして使うのは次の理由からお勧めできません。

  • 新品のパソコンであっても開発で使用するパソコンは劣化が早いので中古であればなおのこと劣化が早い
  • 中古のMacは最新のMacと比較してXcodeなどのサポートが打ち切られるまでの期間が短くなる
  • 中古のMacはリセールが期待できないため、新品のMacを購入してそのMacを買い取ってもらったときの差し引き金額と中古のMacを壊れるまで使った場合の金額に差がない

特に開発という面で意識したいのは、Xcodeのサポートです。最新版のXcodeが使えないと、最新のiPhoneシリーズ向けの開発ができないことを意味するので、基本的に新しく現行モデルのMacを購入して使っていくのがおすすめです。

中古Macは新しいXcodeのサポート期限が短い

中古のMacはiPhone向けにビルドするのに使用するツール、Xcodeの最新版のサポート期限が最新のMacより短くなります。

中古Macは新品のMacよりリセール(買い取り価格)が高くない

新品でMacを買って、その後数年後にMacを中古で売った場合と、中古でMacを買って壊れるまで使った場合の費用に差はそれほどありません。場合によっては新品でMacを買って数年でMacを売った場合の差額のほうが小さく、中古でMacを買って壊れるまで使うよりお得な場合があります。

そのため、可能な限り新品のMacを購入するのがおすすめです。

おすすめは最新モデルの最安価構成のMacBook Air、Mac miniのどちらか

本記事でまとめた内容から総合すると、スマートフォン向けのゲームを開発するのにおすすめなのは、最新の再安価構成のMacBook AirもしくはMac miniです。

Macはそもそも収益率が高いので、高性能なMacのモデルは必然的にかかるお金が高くなります。

また、中古のMacは確かに新品より安く手に入りますがXcodeの最新バージョンが対応しなくなり、最新のiPhone向けにゲームをビルドできなかったり、中古のMacをさらに中古で買い取ってもらうと価格が安くなるなど様々なデメリットがあります。

そのため、最新のMacを最安価な構成で購入して、数年たったら中古で売り、新たにMacを買っていくという消費サイクルをするのがおすすめです。