オンラインゲームにおいて「通信の安定性」と「低Ping値(応答速度)」は、勝敗に直結する重要な要素です。本記事では、ラグを最小限に抑えて快適にプレイできるおすすめの光回線を紹介します。
光回線がオンラインゲームに向いている理由
- 低遅延(Ping値が低い)
- 通信速度が高速(上り・下りともに安定)
- 通信制限が基本的にない(使い放題)
- IPv6対応で混雑を回避しやすい
光回線とは
光ファイバー(ガラスやプラスチック製の細い線)を使ってデータを光で送る通信回線。
非常に高速かつ安定しており、現在の固定インターネット回線の主流。
光回線とその他の回線の違い
光回線以外の回線も含めてインターネット回線を紹介します。
光回線(FTTH)
光ファイバーを利用した固定回線で、通信の安定性が高く、遅延が少ないのが特徴。オンラインゲームや動画配信、大容量のデータ通信に適しており、多くの家庭や企業で主流となっている。導入には工事が必要な場合がある。
- NTTフレッツ光(東日本)
https://flets.com/next/service/
→ 提供プラン(フレッツ光ネクスト等)の最大通信速度や構成図あり。 - NURO光(ソニーネットワークコミュニケーションズ)
https://www.nuro.jp/hikari/
→ 最大2Gbps〜10Gbpsのプラン詳細や提供エリア確認可能。 - auひかり(KDDI)
https://www.au.com/internet/auhikari/
→ 通信速度や工事内容、IPv6対応状況が記載。 - ドコモ光(NTT docomo)
https://www.docomo.ne.jp/hikari/
→ プロバイダ選択により変わるが、最大速度やIPoE対応の案内あり。
ADSL
電話回線を用いた古いタイプの固定回線。現在では多くの地域で新規契約を終了しており、通信品質は光回線に比べて劣る。通信距離やノイズの影響を受けやすく、現代の用途には不向き。
- NTT東日本 ADSL終了のお知らせ
https://www.ntt-east.co.jp/release/detail/20210330_01.html
→ フレッツADSLのサービス終了スケジュール(2023年以降) - ソフトバンク ADSLサービスについて
https://www.softbank.jp/ybb/adsl/
→ 旧Yahoo!BB ADSLの最終案内(新規受付終了)
CATVインターネット
テレビ用の同軸ケーブルを利用したインターネット回線。テレビサービスとのセット契約が可能な場合もあり、地域限定のサービスとなっていることが多い。時間帯によって通信速度が変動しやすい。
- J:COM NET(例:J:COMのケーブル回線)
https://www.jcom.co.jp/service/net/
→ 同軸ケーブルによる最大速度、プラン概要。
モバイル回線(4G/5G)
基地局とスマートフォンなどを電波でつなぐ無線回線。持ち運び可能で、外出先でも使えるのが利点。環境や混雑状況により通信が不安定になることがあるが、工事不要ですぐに使える。
- NTTドコモ(5G/4G通信仕様)
https://www.docomo.ne.jp/technology/network/5g/
→ 5Gの理論速度・対応周波数・技術資料が掲載。 - au 5G
https://www.au.com/mobile/area/5g/
→ 最大通信速度や提供エリアなど。 - ソフトバンク 5G
https://www.softbank.jp/mobile/network/5g/
→ 下り最大速度、利用環境による変動についての記載あり。
ホームルーター系(Softbank Airなど)
自宅に据え置くタイプの無線回線。電波を利用して接続するため、設置が簡単で工事不要。通信の安定性や応答速度は、利用するエリアや建物環境に左右されやすい。固定回線の代替として利用されることが多い。
- Softbank Air(公式)
https://www.softbank.jp/ybb/special/air/
→ 最大通信速度(下り612Mbpsなど)や端末機種ごとの性能比較。 - ドコモ home 5G
https://www.docomo.ne.jp/home_5g/
→ 通信速度の目安や利用条件。
参考:https://flets.com/column/optical_cable/
参考:https://www.docomo.ne.jp/internet/hikari/
その他の回線がゲームに不向きな理由
- ADSL:すでにサービス終了が進行しており、速度も遅い
- CATV:共有回線なので夜間に遅くなりがち
- モバイル回線・ホームルーター:天候や建物の影響を受けやすく、Ping値も安定しない
回線選びで重視すべきポイント
ゲーム用に回線を選ぶ際に重要視すべきポイントをまとめて紹介します。
IPv6(IPoE)対応かどうか
夜間の混雑を避けるには、IPv6接続(IPoE方式)を選ぶのがベスト。
Ping値の実績
ダウンロード速度よりも、ゲームではPing値(応答速度)が大事。
提供エリアと回線の品質
地域によって速度や安定性に差があるため、エリア対応状況も重要。
ゲーマーにおすすめの光回線5選
ゲーマーにおすすめの光回線を紹介します。
NURO光(ソニーネットワークコミュニケーションズ)
- 下り最大2Gbps(プランにより10Gbpsも選択可)
- Ping値が非常に低く、FPS・MMORPGユーザーからの支持が厚い
料金等の詳細は以下の公式リンクから確認できます。
https://www.nuro.jp/hikari/mansion/price
auひかり(KDDI)
- 独自回線で混雑が起きにくい
- IPv6標準対応、Ping値の安定性が高い
- auスマホユーザーならセット割あり
ドコモ光(ドコモ + 提携プロバイダ)
- プロバイダ選びが重要(GMOとくとくBBやOCNが人気)
- IPv6対応プランであれば、十分な速度と安定性あり
- ドコモユーザーはセット割が使える
ソフトバンク光
- NURO光と同系列、品質はプロバイダに依存
- IPv6対応であれば快適
- ソフトバンクスマホとのセット割が魅力
eo光(関西限定)
- 関西エリアの定番で、Ping値が非常に低いという声が多い
- 独自回線で混雑にも強い
- オプションでゲーミング向けルーター貸出あり
ゲームジャンル別のおすすめ回線
FPS・TPS(Apex / VALORANT / CoDなど)
- NURO光、auひかり(低Ping・高安定性が重要)
MMORPG / MOBA(FF14 / LoLなど)
- ドコモ光(プロバイダを選べばコスパも良好)
カジュアルゲーム(原神 / マイクラなど)
- ソフトバンク光、eo光(対応エリアと料金で選ぶ)
まとめ:快適なゲーム環境は「回線選び」から始まる
オンラインゲームをストレスなく楽しむには、「通信速度」よりも「応答速度(Ping)」と「混雑の少ない時間帯でも安定している」ことが重要です。自宅のエリアやスマホとのセット割も踏まえて、最適な光回線を選びましょう。