記事の最終更新日: 2025年12月8日
Ping値は「ピン値(ち)」または「ピング値(ち)」と読みます。
Ping値は「ping」コマンドを実行した際に確認できる値のこと
8.8.8.8はGoogleのサーバーのIPアドレスです。pingコマンドを実行して接続先のサーバーにコマンドを実行した際に帰ってくる「37ms」など反応までにかかった時間の値のことをPing値と呼んでいます。Ping値が小さいほど反応が良く、通信が速いということです。
以下はWindowsキーとRキーを同時に押下してcmdと入力してコマンドプロンプトでコマンドを実行した結果です。
Microsoft Windows [Version 10.0.26200.7171]
(c) Microsoft Corporation. All rights reserved.
C:\Users\pc>ping 8.8.8.8
8.8.8.8 に ping を送信しています 32 バイトのデータ:
8.8.8.8 からの応答: バイト数 =32 時間 =37ms TTL=111
8.8.8.8 からの応答: バイト数 =32 時間 =35ms TTL=111
8.8.8.8 からの応答: バイト数 =32 時間 =74ms TTL=111
8.8.8.8 からの応答: バイト数 =32 時間 =40ms TTL=111
8.8.8.8 の ping 統計:
パケット数: 送信 = 4、受信 = 4、損失 = 0 (0% の損失)、
ラウンド トリップの概算時間 (ミリ秒):
最小 = 35ms、最大 = 74ms、平均 = 46ms
C:\Users\pc>

上記の例では、最小のPing値が35、最大が74、平均が46でした。
Ping値がゲームに与える影響
Ping値が低いほど通信処理が速いため、ゲームでのタイムラグが少なくなります。
ゲームプレイでタイムラグがないということはそれだけ早く反応をすることができるため、ゲームで有利になれます。
Ping値を改善するには
Ping値を改善する方法を紹介します。
光回線を利用する
10Gbpsの光回線を使用するなど、光通信ができる回線を契約すると通信が速くなります。
IPv6アドレスに対応しているプロバイダを切り替える
IPv4アドレス(接続方式:PPPoE)にしか対応していないプロバイダーの場合、接続に使用する機器(ONU、網終端装置)にアクセスが集中した際に通信が遅くなることがあります。
プロバイダによって、IPv6アドレスに対応しているプロバイダであれば、そういった弊害を回避できます。
WiFiルータの設定・仕様を確認する
1Gbpsまでの対応になっているWiFiルータ、10Gbpsまで対応しているWiFiルータなど、ルータによって仕様が異なるため、早い通信回線に対応しているWiFiルータを使用します。
また、ルータの仕様だけでなく、設定にも問題がないか確認しておきましょう。
パソコンと通信機器までをすべて有線での接続にする
無線での通信は電波の干渉を受けるなどして通信が遅延する可能性を否定できません。有線ですべての機器を接続することで通信の遅延を少なくします。





