記事の最終更新日: 2025年11月26日
Unity公式サイト Unity のリアルタイム開発プラットフォーム | 2D/3D、VR/AR エンジン
「Unity (ユニティ)」は、アメリカ合衆国の企業「Unity Technologies(ユニティテクノロジーズ」社が提供しているゲーム開発エンジンです。Unityはゲームの開発を目的として作られましたが、3Dグラフィックを扱えることからゲーム業界のみならず、映画などの映像制作、建築業界でのシミュレーションなどにも利用されます。
Unityを利用して作られた代表的なゲームの例としては、『Pokémon GO』や『Fall Guys』などがあげられます。
Unity Technologiesの概要
Unity Technologiesはアメリカ合衆国のゲーム開発エンジンを提供している会社です。Unity公式サイトにはUnityはリアルタイム3Dコンテンツの制作ツールとして紹介されています。
Unity は、リアルタイム 3D (RT3D) コンテンツの制作ツールです。
私たちは、より多くのクリエイターがいる世界はより良い場所となり、誰もが世界を形作るチャンスがあると信じています。私たちは Unity のテクノロジーが世界を変えることができると信じているため、この信念は Unity のビジネスの中心に根付いています。Unity の製品はコンテンツクリエイターに制作を楽しんでもらえるだけでなく、あらゆる業界のプロセスを改善する革新的な RT3D 体験を制作するためのツールを提供します。
https://unity3d.jp/about-unity
Unity Technologiesの日本法人はユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社です。
Unityエディタ(Unity)は無償で使える
Unityは有償版を購入して使うことも可能ですが、だれでも無償で使うことができます。前述したAsset Storeにも無償のAssetが多数存在するため、大きな課金・投資をせずともゲームの開発に着手することが可能です。
※下記はUnityのプラン
Unityを使うためのパソコンの推奨スペック
Unityエディタを使うためのパソコンのシステム要件は各Unityエディタのバージョンのマニュアルから確認できます。

https://docs.unity3d.com/ja/2023.2/Manual/system-requirements.html
どのような性能のパソコンが必要かは開発したいゲームのグラフィックの程度に合わせて必要なパソコンを購入しましょう。
Unityの使い方
Unityを使いには、Unity HubとUnity Editorの理解が必要です。Unityでゲームを開発するにはまずはUnity Hubからインストールしていきます。
- Unity Hub ・・・ Unityの各プロジェクトやUnity Editorのバージョンなどを管理するソフト
- Unity Editor ・・・ Unityでゲームを作成するのに使用するゲームエンジン
Unity Hubの詳細は以下のUnity公式サイトで確認できます。
https://unity.com/ja/unity-hub
Unity Hubをまずはインストールする
Unityでゲーム開発を始めるには、まず以下のUnity公式サイトにアクセスして、Unity Hubのインストールを行います。
Unity HubからUnity Editorのインストール
インストールしたUnity Hubを起動して、Unity HubのInstalls(インストール)タブからUnity Editor本体をインストールします。


Unity Editorをインストールしたら、Projects(プロジェクト)から新しいプロジェクトを立ち上げます。

新しいプロジェクトをInstalls からインストールしたUnity Editorで編集していきます。Unityでのゲーム開発はUnity Hubで立ち上げられるプロジェクトごとに行います。Unity Hubで立ち上げたプロジェクトはUnity Editorで開発を進めます。

Unityのインストールガイドは以下のUnity公式サイトが参考になります。
https://unity3d.jp/installguide
UnityエディタをUnity公式サイトから直接ダウンロードする
以下のリンクからUnityエディタのバージョンを選んでUnityエディタのインストーラをUnity公式サイトから直接ダウンロードできます。
https://unity.com/releases/editor/archive

Unity 6000.2.6f1以前のUnityエディタには脆弱性がある
2025年9月25日にリリースされている、Unity 6000.2.6f1以前のUnityエディタには脆弱性があります。UnityエディタのバージョンはUnity 6000.2.6f2以降の中から選んで使います。

全バージョンの中から確認した場合は、Unity 6000.3.0b3以前のUnityエディタで脆弱性があります。

UnityではC#でゲームの処理を制御

Unityで開発するゲームは、C#というプログラミング言語で処理を制御します。
Visual Studio CodeでC#ファイルの作成と編集を行う

C#のようなプログラムで書かれたファイルは、Microsoftが提供しているVisual Studio Codeのようなプログラムを書くのに適したテキストエディタを使用します。
以下のページからVisual Studio Codeのインストーラをダウンロードできます。
https://code.visualstudio.com/download
Visual Studio Codeは、インストールせずスタンドアローンで使うこともできます。
Unityはスマートフォン向けゲームの開発に向いている
Unityは、ゲームエンジンそのものが軽く、Android向け、iOS向けにビルドすることが可能なため、スマートフォン向けのゲームを作ることに向いています。もちろん、PC向けの高グラフィックなゲームの開発を行うことも可能です。
Mac、iPhone、iPad向け(Apple製品向け)の開発をするにはMacが必要

UnityでApple製品向けのゲームを開発するには、Unityでのビルド作業に加えてXcodeでのビルド作業が必要なため、Macが必ず必要です。
Androidアプリの開発はWindows、Macどちらからでもできる

Android向けのアプリの開発は、Unityでビルドして.apkファイルを出力するだけなので、Windows、Mac、どちらのパソコンでも可能です。
Macを購入すれば、iPhone、Androidどちらのアプリも開発できる
Macであれば、UnityでiPhone、Androidのどちらのアプリも開発することができます。
Unityでスマホ向けゲームを開発するならMacがおすすめ
WindowsではAndroid向けのアプリしかスマホ向けゲームは開発できませんが、MacであればAndroid、iPhoneのどちらのアプリも開発して公開することができるため、スマホ向けゲームを開発するにはMacがおすすめです。
スマホ向けゲームをMacで開発する場合は最も安価なMacBook AirもしくはMac miniでも十分な性能を発揮します。
スマホ向けゲームの開発にMacがおすすめの理由の詳細は以下の記事でまとめました。
2D、3Dどちらのゲームも開発することが可能
Unityでは、2D、3Dどちらにも対応しており、2Dゲーム3Dゲーム、どちらの開発も可能です。ドット絵のみで作られたゲーム、3Dポリゴンのゲーム、VRに対応しているゲームなど、様々な形態のゲームに対応します。
Unity Hubで立ち上げるプロジェクトで、2Dのゲーム、3Dのゲームのテンプレートを選択できます。

Asset Storeが便利(ゲーム開発には必須)

Unity Technologiesは公式にAsset Storeを開設しており、Asset Storeにて無料・有償のAssetの配信を行っています。Assetの種類はとても豊富で、ほとんどグラフィックを変更するだけでゲームとして公開・発売できるレベルのアセットから、文字のフォントやUIなどのちょっとしたAssetまで様々です。
Unity Asset Store – The Best Assets for Game Making
Unity Asset Storeの使い方・おすすめのアセット
Unity Asset Storeの概要と使い方、おすすめのアセットについては以下の記事でまとめています。
無料のUnity 公式アセット
アセットストアではUnityが公式に提供している無料アセットが複数あります。
以下のStarter Assetsは、Unityが公式に提供している、TPS、FPTのゲームのテンプレートです。3Dゲームのキャラクターを操作する基本を学ぶためにまずはこのアセットをインポートしてみるところから始めてみましょう。
初めてのゲーム開発はQuick Start Bundleの購入がおすすめ
Unityのアセットストアでは、ゲームを初めて開発する人向けに有料のアセットのバンドル(有料のアセットを集めて販売しているデジタル商品)を提供しています。
初めてUnityでゲームを開発するときはこのバンドルを購入してゲームの開発に慣れていくのがおすすめです。
https://assetstore.unity.com/mega-bundles/quick-start
Unityで作成したゲームをビルドして一般公開する
Steamや、Google Play(Androidスマホ向け)、App Store(iPhone向け)等で公開するには、Unity上で作成したゲームのデータをビルドして、Steamなどのプラットフォーム上にアップロードする形でゲームを一般公開します。
まとめ
Unityについての概要をまとめました。Unityでゲームを開発する際は、Unity Hubをインストールし、Unity HubからUnity Editorのインストール、Unityでゲームを開発するプロジェクトの作成を行います。
Unityのゲーム開発を行う際は、Unity Technologiesが公式に提供しているUniy Asset Storeを活用することで、時間を短縮してクオリティの高いゲームを開発することができます。







