記事の最終更新日: 2025年11月14日
Unityのゲームに天気の変化を追加することができるアセット、Weather Makerを紹介します。
Weather Maker – Volumetric Clouds and Weather System for UnityWeather Makerの概要
Weather MakerはUnityのゲームシーンに天気に関するギミックを取り込むことができるUnityのアセットです。天気の他に、水、体積雲 / 光 / 霧、空のグラフィックなどに対応します。
この記事を作成している2025年11月14日現在、最新のUnity 6.2のURPには対応していないようです。

実際Unity 6.2で、以下のWindows>Weather Maker > Enable Universal Render Pipelineをクリックしてデモシーンの起動を試しても、デモシーンがPlayモードにならない状態になりました。現在、Unity 6などの、旧バージョンのUnityは脆弱性があるためそもそもゲームエディタとして使用できないため、Unity 6.2で使うためにはBuilt inでプロジェクトを立ち上げるしかなさそうです。

今回の例では事前にURPでプロジェクトを立ち上げてUnity公式アセットStarter Assetsをインポート
今回のアセットを紹介するにあたって、事前にUnity6.2でURPのプロジェクトを立ち上げてUnity公式のTPSアセット、Starter Assetsをインポートしておきます。
また、Ida faberのGym Bundleから男性キャラクターの3Dモデルを引っ張ってきてキャラクターの3Dモデルを差し替えています。
My Assetsからアセットをインポートする
Weather Maker(アセット)をUnityのアセットストアから購入したら、Unityでプロジェクトを立ち上げてMy AssetsからWeather Makerアセットをインポートします。



インポートしたアセットのデモシーンの確認
インポートしたアセットのデモシーンを確認してみます。
Assets > WeatherMaker > Demo > ScenesのDemoScene.unityを確認します。

本記事の冒頭でも記載した通り、本アセットはUnity 6.2のURPには対応していないとのことでした。実際、現時点でPlayモードにしても、天気に関するグラフィックは正しく表示されず、Unityエディタ上部のWindow>Weather Makerから操作できる項目(Enable Universal Render Pipeline)などを操作してもデモシーンが正しく確認できない状態でした。


2025年11月14日時点ではUnity 6.2 のURPでは使えない
結論、2025年11月14日時点ではUnity 6.2 のURPに対応していないようです。
Built inであれば使える可能性はあります。
類似するアセット
Weather Makerに類似のアセットを紹介します。
AllSky Free – 10 Sky / Skybox Set
今回試したUnity 6.2 のURPのプロジェクトでも使用できる空のアセットです。天気に関する内容として雨などは含まれませんが、空を設定できます。
InfiniCLOUD HDRP – URP, Volumetric clouds & particles
URP、HDRPに対応している雲のアセットです。

アセットストアに掲載されているサンプルの動画です。
Rain Maker – 2D and 3D Rain Particle System for Unity
今回紹介したWeather Makerを開発している、Digital Ruby (Jeff Johnson)が提供している、無料で使える雨をゲームシーンに追加できるアセットです。
Lightning Bolt Effect for Unity
今回紹介したWeather Makerを開発している、Digital Ruby (Jeff Johnson)が提供している、無料で使える雷をゲームシーンに追加できるアセットです。
まとめ
最新の脆弱性問題を解決しているUnity 6.2のURP、HDRPでは使えないのが2025年11月14日時点での現状ですが、代わりにRain Makerは本アセットを提供しているDigital Ruby (Jeff Johnson)が開発している雨を降らせることができるアセットなので、こちらを代わりに使うなどして天気要素をゲームに追加しましょう。






